社畜らーめんマン

どこかで擬態してMMDerやってる人間の中身。作業しない怠惰ブログ。

【24】閑話〜俺とユキ姉の心霊体験(夏)〜

こんばんは。べじたりあんです。

一応生きてます。

 

個別にお返事できておらず申し訳ないですが、

前回に引き続き、メールやコメント等で温かいお言葉をくださった方々、

それぞれお本当に有難う御座います。

 

とても甘やかされて生きている感...ご心配いただきすみません。

そして沢山のアクセス、大変恐縮です。あわせて御礼申し上げます。

 

 

いきなり病院の話をしますが、

どうやら人様からの情報いわく、

ご飯が一番美味しいのは産婦人科で、

優しい看護師さんが多いのは小児科らしいですね。

 

ということで俺は、産婦人科か小児科に転院しようと思います。

どちらにしろ逮捕コースです有難う御座いました。

 

 

まだしばらく入院生活は続きそうですが、

出来るだけ安静に、今は体力を温存することを目標に身体を休めています。

 

今後の対処に関する話し合いなども進んでおり、

色々と考え出すと、細々としたことを気にしてしまい..。

ふと気づけば一人でどうしようもなく沈んでいる瞬間もあるのですが、

 

「余計なことを考えるな」、「貴方が気にすることじゃない」

等のいただいた言葉を何とか思い出して、意図的に深く考えないように努めています。

 

とりあえずラーメンか何かジャンクフードを早く食べたいので、

全快できるようにぼちぼち頑張ります。

 

 

 

 

さて、今回の更新はちょっとだけ趣向を変えまして...。

 

 

リアル実体験の怖い話を聞いてみたい、という読者さんがいらっしゃったので、

本当に気まぐれなのですが、折角(?)の夏なので...

 

 

今回はべじたりあんの経験してきた、

「夏の心霊特集(実話)」

コーナーにしたいと思います。

(部屋を真っ暗にしてロウソクを灯す図)

 

 

苦手な方は回れ右...

と言いたいところですが、実際のリアル話なので。作り込まれた怖さは無く…

残念ながら(?)特に怖くも何ともないと思うので、

まぁ、閲覧はご自由にどうぞ...。

 

 

 

 

 

それでは以下より...

始まります。

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

 

 これはホラー体験なのかも微妙なラインなのですが、

俺は昔からわりと変わった不思議体験?をすることも多く。

 

例えば、深夜の駅前通り。

 

既に閉店し、看板のネオンや店内の照明全てが落とされた状態の飲食店など。

勿論、主電源ごと落とされているので、

自動ドアは反応しないようになっていて。

 

他の残業帰りのリーマンさん達がそのドアの横を通り過ぎても何もないのですが、

 

俺がその横を通り過ぎた時だけ、なぜか自動ドアが反応して開く、とか。

 

その瞬間、反射的に(え、......?)と思って歩きながら振り返ってしまうのですが、

 

特になにかが起こったり誰かがいるわけでもなく、

何事もなく静かに自動ドアが閉まるだけでなので。

 

俺はいつも

なんだ気のせいか......!(どう考えても気のせいではない) 

 

と、平和ボケした脳内処理をして深く考えません。

 

元々あまり幽霊やオカルト系を信じないタイプなのと、

こういうのは深く考えたら負けだと思っているので、

あえて思考をシャットダウンするようにしてます。

人はこれをチキン流自衛法と呼びます。

 

でもホラー番組は好きだったりする矛盾の塊…。

 

 

 

 

その他、学生時代に地元の友達皆で、とある旅館に泊まった時の話。

 

地元で現在も経営されている

某温泉旅館

なのですが、実名を出してしまうと風評被害というか...

旅館側にご迷惑がかかってしまうのも申し訳ないので、

今回は名前を伏せます。

 

ということで、M温泉ということにします。

 

 

M温泉で男友達5人で羽を伸ばしており。

 

夕飯も食べ、温泉にも入り、人狼ゲームをした後、

 

夜も更けてきたので、

「それじゃあそろそろ寝るか...」

 

と、それぞれが布団に入って30分ほどした頃。

 

 

 

トントントン、

 

...と、襖を何回か叩く音がして。

 

一番襖側にいた友達の一人が、

 

「…この時間に何...?」

 

と不審に思いながら開けてみたものの、

 

 

(..............。)

 

 

そこには誰もいなく。

 

 

5人で首をかしげながらも、

 

「まぁ家族連れの宿泊客もいるしな...。」

「子供のいたずらかもな。」

 

と言って、

特に原因を追求するわけでもなく、再び電気を消して寝ることにしました。

 

 

ところが、

 

そこからまた5分後くらいに、

 

 

トントン、トン、

 

...トントン...

 

 

と、数分おきに襖を叩く音がして。

 

明らかに、人間が叩くような音で。

 

 

あの時恐らく、その場にいた全員がその音に気づいていたものの、

 

わりと皆ビビっていたのか、あえて誰もそれに反応することなく、

ひたすら微動だにせず黙ってそのまま寝ていました。

 

 

ところが数分後、

 

急に横から俺の浴衣の袖を引っ張られ。

 

「ンエッ..!?」

 

と。

むしろこの時が一番驚きました。

 

慌てて横を振り向いたら、

一番襖側にいた友達が俺の浴衣の袖を引っ張っていて。

 

 

俺が布団を敷いていた位置は端から2番目で。

要するに、その襖側にいた友達の隣に位置していました。

 

 

「何......どした?」

と、小声で聞いてみると、

 

「俺まじでこういうの無理...悪いけどそっち行っていい?端でいいから開けてくれ。」

 

と、俺の布団に潜り込もうとしてくる友達。

 

「いや待ってそれはキツいw代わってやるからお前こっち使え。笑」

 

と、流石に二人で同じ布団で寝るのは絵面的に嫌だったので、

その友達に布団を譲り、

 

俺が襖側の布団で寝ることにしました。

 

 

俺は霊的な不思議現象をそこまで気にしないので、

(まぁいいか...寝よ......)

 

くらいに思い、再度目を閉じて就寝することに。

 

 

 

するとまた数分後、

 

 

トントン、トントン......

 

 

と襖を叩く音がし始め。

 

 

俺はこの時むしろ睡眠妨害をしてくる音に若干イラつき始めていて、

 

(うるせぇな何だよ...)

 

と思いながら頭上の襖を視界に入れた瞬間、

 

 

スッ......

 

と、襖が勝手に開いた瞬間を目撃。

 

全開ではなく、15cmほど少し開いた感じの。

 

 

 

霊感とかがあって何か見えるタイプの人間だったら、

そこに何かがいたのか見えたのかもしれないですが、

残念ながら俺は何も見えないので。

 

襖に手をかけて何者かが開けていたのを見たわけでもなく、

向こう側に誰もいない状態で。

勝手に開いたようにしか見えなくて。

 

 

その時の俺の感想が、

 

 襖...開いたな......。(そのままの感想)

 

 

と、見たら分かるそのまんまの鈍い感想しか出てこず。

 

 

 

(これは…襖…開いたわ...)

 

と、小学生の感想文並みの語彙力の感想を抱きながら、

 

その襖を普通に閉めて寝ました。(エッ)

 

 

そしてそれ以降は何もなく、(それか寝ていて気づかなかっただけ)

無事に翌朝を迎え。

 

 

友人達が朝の御膳を食べながら皆、

 

「いや、昨日のはガチだろ...」

「俺正直死ぬかと思った。」

「俺なんか○○に布団代わってもらったしな。」

「何か見た?」

 

などと、昨夜の話題で持ち切りで。

 

 

 

でも残念ながら全員霊感もなく、

誰も見えないしな...

 

という話になった時、

友達のうちの一人が、

 

「部屋、写メってみればよくない?」

 

と言い出し。

 

 

まぁ写らんだろ...w

くらいのノリで皆と集合写真を撮ったら、

 

 

これが

本当に写った。

 

友達の肩に手首が。

 

 

皆、見た瞬間に絶句。

 

 

「...おい消すぞ。」

と誰かがさっさと消そうとする前に、

一応俺だけデータ送ってもらっときました。

 

何かで使うかなと。(何に)

(全く使った試しがない)

 

 

俺実はまだこのデータが残ってるので

「皆さんも見てください~」とお見せしたいところですが、

映像媒体が苦手な方や耐性のない方もいらっしゃると思い...

一応、控えておきます。

 

 

 

...という、

べじたりあんの地元の某温泉旅館であった実体験でした。

 

その旅館はネットの口コミやレビューも特に問題なく、

現在も多くの宿泊客の方々が利用されているようですが、

 

細かく調べてみると、「何か写ってしまった」とブログ等で書かれている方を数人発見したので。

 

 

...まぁ、利用客以外の何者かが住みついていらっしゃる可能性も...あるのかなと...?

 

 

ですが、とりあえず

温泉は最高でしたね!!(平和)

やはり日本人たるもの温泉は至高の癒し......

 

コロナ収まったら温泉旅行とかも皆さん行けるといいですね...。

 

 

 

 

...さて、実は今回の更新、

本題はここからです。

 

 

俺がこういう不思議体験に対して、いまいちリアクションが薄いというか、

どことなく鈍いのも、

 

幼い頃から比べ物にならない経験をしてる子

が身近にいたので。

 

 

実は、俺の母の姉である叔母家族がかなり霊感が強い一家で。

叔母さんにいたっては、常に数珠や塩を持ち歩いているような方で、

その子供姉妹2人も、幼い頃からなかなかに凄い経験をしていました。(のを俺は見てた)

 

その姉妹...つまり俺からすると従姉妹にあたるのですが、

特に上の女の子が霊感が酷かったようで。

 

とても色白さんで、小さい頃から可愛い、可愛いと周りに言われていたので、

ここでは名前をユキ姉(仮名)とします。

 

俺より年上のお姉さんでしたが、

まぁ確かに言われてみれば幼い頃から綺麗な子でした。

 

 

お盆になって親族一同が集まる機会があると、

そのユキ姉なんかもよく俺と一緒に遊んでくれて。

 

小学生の頃なんかはよく、トランプや鬼ごっこ

そして祖母の家で隠れんぼなどをしていました。

 

 

ところがユキ姉は、幼い頃からよく分からないことをすることが多く。

 

謎行動として今でも記憶に鮮明に残っているのですが、

 

 

布団を片付けてある座敷の押し入れ(無人)に向かって、

 

「どうしたの?お腹減ったの?」

 

と一人で話しかけていたり。

 

 

一緒に外に散歩に行くと、

誰もいない方向に向かって手を振ってニコニコしていたり。

 

...その他、諸々。

 

 

まぁ...あれですよね...

小さい頃って、結構見えやすい子もいる?と聞くので。

今となっては何となく分からんでもないですが、

 

当時小学生だった俺にとっては、そのユキ姉の奇行が謎でしかなくて。

 

 

一緒に駄菓子を買ってきて、

スナックを二人で食べよう!となった際も、

勝手になぜか3等分しだしたりして。

 

当時の俺は、ユキ姉の見えている世界が全く分かっていなかったので、

 

俺「ユキ姉...?なんで三人分......」

ユキ「みんなで仲良く分けないとね~♪」

 

あれ......ユキ姉ひょっとして頭おかしいのでは??

もしかすると不思議ちゃん???

 

くらいに思ってました。(めちゃくちゃ失礼)

 

 

 

ですが、小学校高学年~中学生になったあたりから、

ユキ姉や叔母さんには「霊的な何かが見えている」ということに徐々に気づかされ。

 

ユキ姉が特に大変そうだったのは、

彼女は霊が見えるだけなく、憑依型??(そんなジャンルある?)

だったらしく、

 

事故物件や墓地の近くを通りすぎるだけで、突然真っ青になって震えて泣き出したり、

「ごめんなさい、ごめんなさい...」と頭を抱えて呟きだしたり......

 

 

なんか知らんけどめっちゃ大変そうだな...?(平和ボケ)

と、俺は近くで見ていてよく思ってました。(他人事)

 

 

特に一番怖かった経験が、

曾祖母の墓参りで親族で集まった際。

 

勿論ユキ姉もその場にいたのですが、

 

急にいきなり、全く別の方の墓前に立ちすくんで、

 

人が変わったかのように大泣きしだして。

もう本当に、何かに取り憑かれたかのように、肩を震わせて大泣きしだして。

 

その場は騒然。

 

(と、というかそれまず誰のお墓...??

せめて曾祖母のお墓の前で泣いてあげて...?)

 

とか俺は見当違いなことを思いつつ、ただ黙ってその光景を眺めていました。 

 

 

するとユキ姉の母である叔母は、

「......まーた憑かれたか。」

 

と、一言呟いてユキ姉のほうに向かっていき。

 

 

 それを見た俺は、

 

 

(エッ 何いまの台詞...めちゃくちゃ格好良い......)

と。(阿呆)

 

 

「まーた憑かれたか。」とか人生の中で言うシーンあります??

かっこよ...俺もその台詞言ってみたい...

 

 

とか呑気なことを考えていた次の瞬間、

 

俺の目に飛び込んできた衝撃的な光景はこれでした。↓ 

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よく分からない呪文(お祓い?)のようなものを唱えて

ひたすらバシバシとユキ姉の背中を叩きまくる叔母。 

と、泣きじゃくるユキ姉の光景。

 

 

後で聞いた話によると、ユキ姉の中に入り込んだ霊を外に追い出すための方法?

だったらしいのですが、

 

そんなことも知らずに突然始まった謎の儀式的な光景を目の当たりにした俺は、

f:id:mix831:20200817110240j:image

 普通に怯えました。

怖い。

 

霊が怖いとかそんなのではなく、

目の前の異様な光景に戸惑いを隠せなかった中学生の頃の俺......。

 

 

 

 

...などなど。

 

幼い頃からユキ姉の周りにいると、

理論上説明できないような、よく分からないシーンに遭遇することが多く。

 

オカルト系は信じない俺でも、

(何となく、見える人には見えるんだな...大変だな...)

と思わざるを得ないことが多々ありました。

 

 

そんな可哀想な経験も多かったユキ姉ですが、

その美貌もあり、蝶よ花よと周りからチヤホヤされ手塩にかけて育てられたせいか、

 

そのおかげで

立派な女王様に成長されました。(何故)

 

 

身長も173cmあり、

わりと顔のパーツが北川景子そっくりに成長なさったので、

友達とかからも「え、めっちゃ美人じゃん...紹介して?」と言われることも多かったのですが、

俺は、「全然いいけど付き合ったら絶対にストレスで胃潰瘍になると思う。」

とあまりオススメしませんでした。(酷)

 

 

高校時代のお盆に集まった時には、ユキ姉はもう手遅れ(失礼)で。

ドSっぷりがすごいのなんの。世界はユキ姉中心に回ってる説。

 

俺が大学生の頃には、もう俺は完全にユキ姉の下僕でした。

 

 

...というか実を言いますと。

鍵ブログのほうでチラっと出たことのある従姉妹

(俺に防犯LINE垢や、偽フェイスブック垢を譲ってくれた人)

あれが、実はユキ姉です...。

 

そのため彼女は彼女で、俺を心配して色々としてくれて、

俺は彼女に大きな借りがあるので。

 

それもあって、俺はもう頭が上がらない。

何を言われようがイエスマンと化しました。

 

主従関係がここに爆誕

 

 

 

大学の頃、お盆で親族皆が集まっていた時。

急に俺の横に座ってきて、

 

「○○、あんた明日時間ある?」

 

と言われたかと思うと、

翌日、ユキ姉の買い物に呼び出され。

 f:id:mix831:20200817110303j:image

 完全にただの下僕タイムでした。

 

 

俺「あのさ...何で一人で行かないのかと思ったら......俺、荷物持ち要員ね...。」

ユキ「まぁそれと、男よけね。あんたも私がいたほうが安心して歩けるでしょ。」

俺「いや別に...」

ユキ「次あそこの店。デパコスが気に入ってるの。」

俺「はい...。」

 

 

常時、ユキ姉の絶対王政でした。

でもまぁ確かに、少し目を離すと男に絡まれていたのでいちいち連れ戻すのも面倒でしたが、

番犬役&荷物持ち要員で付き合わされたその日はもうグッタリでした...。

 

 

...そしてもう一つ大変だったのが。

 

残念ながら、

ユキ姉は成長しても霊感が残ったままだったので。

 

 

俺が帰りに車を運転していて、

隣の助手席にユキ姉を乗せている時。

 

通らざるを得ない道だったので、特に何も考えずに

某県の某「○○トンネル」

という少し長めのトンネルに入り。

 

そこに入った瞬間、

 

 

ユキ姉が急に身体をこわばらせたかと思いきや、

両手で顔面を覆って、

「ごめんなさい、ごめんなさい...!!」

といつものごとく必死に謝りだして。

 

 

俺、これの何が困るって、

ユキ姉には恐らく何かが見えているのでしょうが、

俺には全く何も見えていないことなんですよね。

 

 

なので、何者かに向かってユキ姉が急に謝りだした瞬間、

 

(何かいるんだ...!)

ということは察知できても、

 

それがどこにいるのか、

トンネル内にいるのか、車内にいるのか、後部座席にいるのか...

 

ましてや、

そもそもどんなビジュアルの霊がいるのかすら俺にはさっぱり分からなくて。

 

それが逆に怖いです。 

 

霊そのものよりも、「自分が見えない何かが近くにいる」という情報だけ与えられて、

でも実際はどこに何がいるかも把握できていない、

というその状況が一番怖くて苦手でした。

 

普通に嫌じゃないです...?

同乗している助手席の人間が怖がってワーワー言っているのに、

自分は何も分かってない状況。アウェイすぎて怖い...

 

むしろその心細い不安な状況に俺もテンパりつつあって。

 

 

俺「ユキ姉、落ち着いて、大丈夫だから。」

ユキ「ごめんなさい、ごめんなさい、○○(俺)だけは許してあげてください、」

俺「え、待って、俺のとこに何かいんの??待って?何、どこ???」

ユキ「あああごめんなさい、○○は関係ないです許してください!(半狂乱)」

俺「待ってユキ姉なに!どこにいんの教えて逆に怖い!!いや聞けよ!!」

 

と、二人共パニックで車内はカオスに。

今思うと草しか生えないのですが、俺もユキ姉も二人とも意思疎通が全く取れていなくて。

 

お互いにワーワー言ってトンネルを抜けたのですが、

 

トンネルを抜けて数分後、

ユキ姉は疲れきったのか、突然、寝始めて。

 

(え......普通このタイミングで寝る......?)

 

 と信じられない顔をしつつも、それから家に着くまでの道中ずっと、

 

(これユキ姉が起きてたらまた何か見えてるのかな...俺が気づいてないだけで、

後部座席に何かいたりする...?てか次のトンネルは大丈夫?いけるやつ?)

 

などと、寝落ちしたユキ姉のせいで異常な不安要素を抱きつつ、

一人でずっと、見えない何かの気配に怯えながら運転して帰りました。

 

【~完~】

 

 

 

まぁそんなこんなで、

 

ユキ姉と一緒にいると不思議な経験をする...といったお話でした。

 

 

 

そんなユキ姉と俺は、もう数年会っていません。

 

 

とても美人でモテるユキ姉でしたが、そういった霊感の強さから、

見えると取り乱してしまったりして、最終的には彼氏に気味悪がられてフラれてしまうことが多かったようで。

 

「...もういい。私は一人で生きていく。」

 

と強がるユキ姉に向かって俺は、

 

「...まぁ、あれじゃないの。いつかはそんなユキ姉を丸ごと受け止めてくれる大きな器の男が現れるって。」

 

と適当なことを言って励ましていました。

 

よくよく考えれば、彼女も可哀想だよなと。

俺らは普段何も見えないから平和なものの、

これが普段、道路を歩いているだけでうじゃうじゃと何かが見えていたら...

 

たまったもんじゃないよなぁ......と。

 

 

俺「ユキ姉......生き辛いね。」

ユキ「うるさい。人のことより自分の心配してろ。」

俺「はい..。」

 

 

などと言いながら、何だかんだ心の中でユキ姉の幸せを願っていました。 

 

俺は霊的現象とは別の事情で、実はこの五年間で引越しを三回しているのですが、

その物件探しをする時はできるだけ、ユキ姉の意見も参考にしていました。

 

「そこは風呂場に色々いるからやめな。」

とか、穏やかじゃないこともピンポイントで言ってくるので...。

 

 

まぁ、そんなユキ姉ですが、数年前に

「多分彼氏と結婚するから。今度デイビットを連れて行くわ。」

 

と連絡してきて。

 

え、おめでとう!!と思うと同時に、

(彼氏にデイビットとかいう謎のあだ名つけるなよ...w)

とか思っていたら、

 

 

本当にデイビット(米国人)を連れてきました。

 

一瞬息が止まるかと。

 

 

ユキ姉は留学経験もあって、学生時代から頭脳明晰で賢くて。

会話をしていても、ポンポンとテンポ良く話題が展開できるので、

俺的にも会話を進めやすくて。個人的にユキ姉との会話内容は

いつも内容が濃くて楽しめていましたが、

 

まさか本当に海外の方と結婚するとは思わず。

 

最初は驚きましたが、

二人の楽しそうな様子を見ているうちに、

(え、アリじゃん...めっちゃお似合い...)

と、俺まで嬉しい気持ちになりました。

 

 

なんとデイビットは、ユキ姉が霊を見て取り乱す姿を見ても全く動じない、

超ワイルド★ダンディだったらしく、

そのまま結婚への話もハイスピードで進み。

 

 

ユキ姉はアメリカに発ちました。

海外永住です。

 

 

ユキ姉よ、お幸せに......(祈祷) 

 

 

 

 

 

...それでは最後に。

 

 

とある風景写真を一枚貼って終わります。

 

だいぶ昔のことですが、

お盆あたりに、某県で避暑地を探していた際。

 

「あ...なんかもう分かるわ。この感じ...ユキ姉のせいで俺も見えるようになったかも。

ここ間違いなく、幽霊がいるわ......。」

 

と、その場所を写メったら、

 

ユキ姉に

「あんたそこに何もいないわよ。」

 

と言われ、だいぶ恥ずかしい思いをした記憶が残っている一枚です。

 

 

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俺の霊感ゼロでした。

 

それっぽく撮れたと思ったのですが、ゼロです。

 

 

 

 

 

 

 

以上、

 

霊感がある人は大変だな!(他人事)

 

と思った経験を書き殴っただけの記事でした。

 

 

これにて、

「べじたりあんの心霊体験コーナー」は幕です.....!

 

 

 

最後までお付き合いくださり有難う御座いました。