社畜らーめんマン

どこかで擬態してMMDerやってる人間の中身。作業しない怠惰ブログ。

【02】S美さんのボディーブロー

こんばんは。

 

レスポンス遅れてしまいましたが、

先程コメ返させていただきました。

昨日は帰れず…今日の夕方に解放されました。

 

職場での昼休憩がなくてご飯食べれないのは普段通りなので今更別にいいですし、

朝8時~13時までぶっ通しの臨時会議も別に良いのですが。

 

一つだけ最近やや不満に思っていることがあり...。

 

 

自分の職場は、席が各自二箇所あたっており。

 

普段常駐しているのは、様々な部署の大人数がまとめて集まっている大きな部屋で。

(3密どころではない)

 

自分も普段そちらで仕事をしているのですが、

もう一箇所、配属部署専用の小部屋があり、

そこにも個人のデスクがあります。

 

デスクトップPCがあるのは普段のデスクで、

ノートPCが部署専用の小部屋に置いてあり。

 

 

我々の組織の原則として、文科から届いた通達文関係や、優先度の高い業務等を

普段のデスクで行い、その他の細々とした仕事は小部屋で...というきまりがあって。

 

小部屋での仕事に抜けるのは、平均して一日の間に二度ほどが通常。

 

 

ですが特にここ数ヶ月はずっとコロナでバタバタしているので...。

 

優先度の高い仕事業務ばかり普段のデスクでさばかなければならず、

部署の小部屋に行けるのが、一日のうち一回が限度で。

 

 

最近毎日、小部屋のデスクに来るとこんな状態に。

(文字が映っている部分は削除)f:id:mix831:20200425182726p:plain

皆さん好き勝手に書類積んで行きすぎでは…

というか勝手に棚の中にまで紙丸めて突っ込むのはやめてほしい...。

 

一応毎日、こちらの仕事も全件さばいて綺麗にしてから帰ってはいるのですが、

それでも翌日来るとまたこの状態からスタートするので、

 

わりとメンタルと体力との戦いになってきてます...。

 

 

とりあえず、コロナが早く終息するといいですね...

ギリギリの状態で耐えてらっしゃる日本の皆さんとお仕事に励まれている方々、

そして日本経済...いやもう世界経済にまとめてエールを送りたいです......。

 

 

 

 

 

と、話は変わりまして。

 

 

 

職場において、ずっと地味に考えていた小さな疑問があり。

最近あったことも含め、以下よりチラっと書かせていただきます。

 

 

【身長差の話】

 

 

 

職場内で、それなりに名が通っている「S美さん」(完全に仮名)という女性がおり。

年齢は自分より5~6歳上の先輩にあたり、他の部署に配属されている方で。

 

自分と友人が新卒だった時代から、お名前を自然と耳にするくらい噂になっており、

何が凄いかというと、部長いわく、

 

「○○部の仕事の7割をS美が1人で回していると言ってもいい。

あいつ1人で2.5人分ほどの仕事をさばくぞ...。」

 

 

とお聞きしていて。

まだお顔を認識していない頃から既にそういった情報が入っていたので、

 

(は~...よほど仕事が出来る方なんだな......凄いな...)

 

と思っていました。

 

 

 

そして入って数ヶ月目あたりで、新人指導の意味合いも兼ねて、

 

我々がS美さんと県外出張を組まされたことがあり。

 

 

部長から事前に、

 

「絶対にヘマするなよ。S美は『使えない奴』と判断した段階で、

今後二度とサポートしてくれないタイプだからな。気をつけろ。」

 

 

と言われ。

 

 

いや......そんなん言われたら...

 

...普通にビビリ散らすわな.....?....(チキン)

 

(一度の失敗も許されないとか...そんな...;;)

 

 

と、当時かなり身構えてしまって。

 

 

出張前日、友人と一緒に事前にS美さんにご挨拶に行くことになりました。

 

 

 

友人「絶対あれだわ...。当日ギッタギタに罵倒されて終わる気しかしない...」

自分「絶対あれだわ...。菜々緒みたいな高身長で高圧的でSっ気のあるタイプ...」

 

 

とか散々、S美さんに対する各々の勝手な想像を膨らませていて。

 

 

 

ところがその後、実際に初対面した際の衝撃が。

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(え...S美さんめっちゃミニマム......)

 

 

 

後々他の方にお聞きした話では、148cmのようで。

 

この初対面時、恐らく友人とお互い同じことを思っていたのですが、

「小さくて可愛らしいですね」

とか、言った瞬間に物理的に首が飛びそうな発言は流石にしませんでした。

 

他の人間から見て悪気なく言った言葉でも、実はご本人が身長を気にされていた場合は

傷つけてしまったり...とかもありますし、

(というか身長のこととか今までにも散々話題にされてきただろうな...)とも思ったので。

それにそもそも仕事上の関わりですし。

 

丁重にご挨拶だけをし、淡々と翌日の仕事の説明をされ、その日は帰りました。

 

 

 

 

翌日の出張で感じたことは、とりあえず。

 

S美さん本当に仕事が鬼。

 

 

某駅のコインロッカーからS美さんの荷物を取って会議室まで5分間で走らされたり。

勿論、会議中の指示も全て的確ですし、その他諸々...

仕事がお出来になるのはその一日だけで十分すぎるほどに伝わったのですが、

 

(いや......出張でこんなに走らされることある......?)

 

 

と思うくらいに馬鹿みたいに走らされて。主に自分と友人。

いやそれ以上は無理では...?って感じの巻きのスケジュールで帰ろうとしていらっしゃって、

 

(これはきっと...本部から緊急的に早く帰るように連絡でもあったんだな...!)

 

と異常事態を察して、我々はひたすら言われるがままに動き。

 

友人と、「これもう俺ら......部下ってよりS美さんの舎弟じゃねぇの...」

と疲弊しながら、

 

予定よりも一本早い新幹線で職場に戻ってきました。

 

 

職場に戻った際の、上司の第一声が。

 

「おーS美、また一本早いので帰ってきたのか(笑)」

 

 

 

は.........????

 

 

 

え、何......緊急事態で帰らないといけなかったとかではなく......??

ただ単に早く帰ってきた...だと......なにゆえ......

 

と呆然としていたら、S美さんが、

 

「早く帰って来れた分、他の仕事が回せるでしょ?」

 

と。

 

我々、「あ、はい...有難う御座います。(死んだ目)」

としか言えず。

 

 

後で部長から聞いた話では、S美さんが新幹線を早めたスケジュールで帰ってくるのは

いつものことらしく、出張届けを受け取る事務の方々も、

記載時刻よりも早い時間帯で帰ってくるのを暗黙の了解で認識していらっしゃるとかなんだとか......。

 

 

 

とりあえず、初回でS美さんと出張をご一緒させていただいて以来、

自分も友人も、

 

S美さんまじで怖い(畏敬)。

 

というイメージが定着してしまい。

 

 

廊下ですれ違った際は、自然と立ち止まって挨拶するようになり。(本当にただの舎弟)

 

ですが、たまに仕事関係のお話をあちらからしに来てくださることもあり、

 

(これは一応......見放されてはいないのか......?)

 

と様子を伺いながらもご一緒させていただいてました。

 

 

 

 

まぁ、そんな感じで。仕事の鬼&出来る系お姉さんのS美さんですが、

先程述べたように、身長がだいぶコンパクトサイズなので。

 

 

たまに自分が資料室に入ると偶然既にS美さんがいらっしゃった際とか、

 

彼女が土台に乗って、上のほうの資料に懸命に手を伸ばして

取ろうとされているシーンに出くわすと、

「あ、これですよね。」

と取ってお渡しすることがあり。

 

...というか基本的に届かないことが多いようで、

どうしてもそういうシーンを目撃することも多く、余計なお世話ながら勝手に手伝っていました。

 

友人に話すと、「俺もわりとやってる。」と言っていたので、

我々の中ではもうあるある現象。

 

 

身長差がプラスに働くぶんには良いかくらいに思っていたのですが、

あまり差がありすぎると若干困ることもあり。

 

 

S美さんが座っているデスクに呼ばれて書類の説明を受けている際とか、

自分が立ったままだと更に身長差がひらくので、

 

(書類の字......読めねぇ......)と思うことがあり。

 

普段仕事中はコンタクト着用しているものの、そこまで度が強いのを入れているわけでもなく。

上から見ているといまいち書類も見えないですし、

(頭上からずっと喋ってるのも失礼か...)

 

と思い、S美さんのそばにしゃがみこむと。

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普通に怒られる。

 

 

旅館の亭主みたいなことはやめなさい、と怒られます。

とても気に食わないらしい。ごめんなさい。

 

 

 

 

あともう一つ。小さな疑問。

S美さんとお話をしている際は、何故か本当に目が合わない...。

(これ絶対に身長だけの問題ではないのでは...?)

 

と不思議に思うくらいに、目が合わなくて。

 

 

 

去年、友人とその話をした際の会話。↓

 

友人 「あ、それ俺もいつも。......だけど、多分S美さんの場合あれだろ...」

自分「何。」

 

友人「なんつーか......男慣れあまりしてない系...?男嫌いな印象。」

 

 

この発言を聞いて、自分はまさに目からウロコ。

 

 

自分「待って......まじか...。俺やらかしてるわ...絶対アウト...」

友人「は、まさか手でも出した?」

自分「んなわけないけど、」

 

自分昔から、人と対面して話す際にジッと相手の目を見て話す癖があって。

 

今までの仕事的にもそちらのほうが好都合だと言われてきたので特に気にも留めていなかったのですが、お話している際はわりと本当に常に目線を合わせる人間で。

というか、相手の様子を伺いながら話を進めたいマン...。

 

なので、S美さんと仕事関係のお話をしている際も、

恐らく、無意識に目線合わせにいってたんです...

(何か自分が気に障ることを言っていないか)とか、(相手が今どう感じているか)

などを、目線や表情から読み取りながら慎重にお話したいので。

 

そのため、S美さんがやけに目を泳がせたり、反応がいまいち鈍かったりすると、

「.........?」

と、顔を覗き込むまではいかないですが、

若干かかんでS美さんの様子を伺うような仕草をしていたので。

勿論、さらにフイっ...と目線外されるのですが。

 

友人の発言を聞いて、ハッとして自分の行動を振り返った際に、

 

 

いや...これ絶対アウト......(屍)

 

 

と死ぬほど後悔しました。

 

え、S美さん男嫌いまじで...?

てか何......そういうタイプの方にとっては

今までの自分の接し方とか一番良くないやつでは(正解)

 

 

(そりゃ嫌だな...ごめんS美さん...ずっと嫌な思いさせたり不快にさせてたんだろうな...)

 

 

と、知らなかったとはいえ、めちゃくちゃ反省して落ち込んで。

 

 

 

その翌日から、心がけたことがこちら。

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友人から

「急にコミュ障になるのやめろ。怖。」

と即却下された手法。

 

 

友人「なぜ更に上を見ようと思ったわけ?天井しか見えないだろ。

せめてS美さんを視界に入れろよ。」

自分「は?そういうお前は普段どうしてるわけ。」

友人「S美さんの肩ごしに背景眺めてる。棚とか......机とか。」

 

自分「え。天才だな......」

 

 

 

いや......天才だな...。(語彙力)

 

 

 

...などと、普段から仕事上の接触がある度に、

『S美さんにとって優しいコミュニケーション』

を友人と議論して、かなり真面目に試行錯誤してました。

 

 

 

そんなある日、

職場近くのローソンに寄った時のこと。

本当にすぐ近くにあるので、職場の方と遭遇することもよくあるのですが、

 

お弁当やパスタ等が置いてあるコーナーにて、

S美さんの後ろ姿を発見。

 

(あ、S美さんだ。)

 

と思い、声をかけようとしたものの、

何だか上のほうを見上げてずっと悩んでいるようで。

 

 

皆さんあの......サラダ用の別売りのドレッシング分かりますかね...?

一食で使い切る用の、22mlとかの小さな袋状のドレッシング。

 

その店舗だけかはよく分からないのですが、

何故かそのドレッシングが台の一番上段に陳列されていることが多くて。

 

 

S美さんがそれを見上げながら考えているような雰囲気だったので、

 

(あ、あれ欲しいのか...。取りたいんだな。)

 

 

と、本当に、本当っっっっに、無意識に。

 

いつもの癖で、

 

「あ、これですよね。どうぞ。」

 

とS美さんの前に差し出した瞬間、

 

ドスッ......!!

 

 

とS美さんのボディーブロー(というか肘鉄に近い)をくらったべじたりあん

 

そして、

 

「この高さは自分でも取れるわよ...!!」

 

 

と言い残し、逃げるようにレジに向かって行かれたS美さん。

 

 

 

...はい死んだ。

これは完全に嫌われた。

 

と。

 

 

即座に頭の中に思い浮かんだのが、

「○○配属、べじたりあん

職場の女上司に精神的セクハラで懲戒免職。」

とビラが大量に撒かれまくる職場の図。

 

 

いやークビです。

翌朝から自分の机ないですねこれは。

 

と虚空を見つめながらも、

 

(いやだって......正直148cmの視界がどんなもんか知らないしな......?)

 

と。

 

どこからどのあたりの高さまでが、無理のない範囲で手を伸ばして取れるのかとか、

こればかりは本当に分からないので......。

 

 

(あーでも...どっちにしろ余計なお世話をしたんだな...)

 

と死んだ目で職場に戻り、

いきさつを話して友人に爆笑される始末。

 

 

 

 

これが今年の2月の出来事。

 

不思議なことに翌日からも懲戒免職にはならないまま、

時期的にコロナが発生したのもあり、

バタバタと今のような慌ただしい状態になてしまって。

 

緊急会議や文科や県職との合同会議も立て続けに入ってきたので、

普段とは違う動きをすることも多く、

他部署のS美さんともそのコンビニ事件以来、特に関わることもなく...。

 

そのまま数ヶ月過ぎました。

 

 

 

ところが状況が変わったのが、

前回メインブログのほうでお話した、全国の緊急事態宣言で急遽招集がかかり、

そのまま職場に二泊三日の缶詰めにされたあの時。

おろしたてのスーツが死んだあの出来事らへん。

 

まさかのS美さんと再会をしました。

 

 

スーツの上着を脱がずに仮眠室のソファで寝落ちしてしまってシワシワになった翌日の、

職場に缶詰めになった二日目の夜のこと。

 

 

その日の夜あたりに、休憩が挟まれて。

 

会議続きでクタクタになっていたので、友人と二人で仮眠室のソファで休んでいたら。

 

 

コンコン、

と急にドアのノック音がして。

 

ガチャ(開く音)

 

S美「ちょっと入っていいかしら。」

友人「いやもう入ってますやん。」

 

まさかのS美さん自らご登場。

 

 

コンビニ事件以来の接触だったので、この時点で既に気まずすぎて。

必死に存在感を消し、ソファに座るオブジェのごとく空気を演じました。

 

 

友人「S美さん、女性の休憩室は5Fですよ。」

S美「知ってるわよ用があって来ただけ。すぐに出て行く。」

 

(早く気づかずにご退室を...)

と心の中で願っていたところ、

 

S美「ちょっと、○○。(自分の苗字)」

 

と呼ばれ。

 

 

自分「あ、ご無沙汰しております。どうされましたか。」

 

と平静を装ってすぐに立ち上がるべじたりあん

どうされましたどころかお前がどうしたレベルで内心ビクついてました。

 

え、何...殴られる...?くらいに本当に思っていて。

 

すると急に、

 

 

S美「上着脱ぎなさい。」

自分「は......!?」

S美「早く。私も時間がないのよさっさとして」

自分「いや職場でそういうのは流石にちょっと...」

S美「馬鹿な勘違いしてるんじゃないわよ。これ使いなさいって言ってるの!」

 

と、手元に持ってたビニール袋から何かを取り出したS美さん。

 

 

出てきたのは、3つセットで束になっているハンガー。

 

 

自分「...何ですかこれ。」

S美「今日あんたにしては皺の寄ったスーツ着てたから。

どうせ昨夜、上着脱がすに寝落ちしたんだろうと思って、昼間に100均で買ってきたのよ。」

自分「S美さん......(尊敬)」

 

 

めっちゃ気が利く上に......図星すぎて何も言えない...。

 

「今夜はハンガーに上着をかけてから仮眠しろ」とのことで。

どっちみち一度死んだスーツはそれくらいでは直らないのですが、

お気遣いが大変ありがたく感動...。

 

 

しかもS美さん、もう一つコンビニ袋を持ってらっしゃって。

 

 

S美「あと、これあげるわ。

どうせ昨夜もカップ麺でしょ。コンビニでおにぎり買っておいたから。

○○(友人)は明太子で、○○(自分)は昆布。

 

......合ってるわよね?」

 

 

友人・自分「S美さん.........(尊敬)」

 

 

 

S美さんまさかの...

新卒時代にS美さんと出張ご一緒した際の、自分達がコンビニで買っていた

おにぎりネタをしっかり覚えてくれていて......(目頭を押さえる図)

 

もうそれだけで謎の感動の嵐。

 

でも出来ればお茶も買って欲しかった(図々しさの化身)

 

 

そして、部屋から出ていく際に、

 

S美「あとここの部屋空気悪すぎ。暖房するのはいいけど換気もしなさいよ。」

 

と言い残して去っていかれました。

 

 

 

 

え、何......めっちゃオカン......(感動)

 

 

 

もうその後も、

友人・自分「S美さん.........(尊敬)」

 

くらいの語彙力しかお互いに残っていなくて。

謎の余韻に二人で浸ってました。

 

 

自分「何......男慣れしてないとか言ったの誰...むしろめっちゃオカン...」

友人「悪い。ツンデレとかだったんかな...にしてもめっちゃオカン...これは痺れる...」

自分「これはもうS美さん職場のオカン...」

友人「聖母。」

 

 

 

と、こんな感じで。

先日の一件以来、自分たちの中でS美さんは、

 

「仕事鬼な先輩」から、「職場のオカン」へと変貌を遂げ、

それ以来いまだに崇め奉ってます。永遠に舎弟をする所存...

 

 

後でお聞きしてみたところ、

コンビニで例のボディーブローをしてしまったのは、

急に背後から出てこられて思わず驚いてしまったとのことで。

 

 

2020のべじたりあんはとりあえずこのまま懲戒免職にもならず、

新聞に出ることもなさそうな気がしてます。多分...。

 

 

 

それでは、有難う御座いました。