社畜らーめんマン

どこかで擬態してMMDerやってる人間の中身。作業しない怠惰ブログ。

【31】出家未遂をしました。

 こんばんは。

 

 

何故か知らないけど俺のブログって、

本人がわりと人生のどん底にいる時に閲覧増える傾向にあるようで。

 

入院した時といい、今といい。

 

本人が萎れてる間に勝手に閲覧が爆増するの何でだろうな...

という、素朴な疑問です。不思議なメカニズム。

閲覧数と反比例して本人の精神状態はガタガタなんですが。

 

ちなみにメインブログのほうも32万アクセス超えてたようなんですが、

現在あっちに顔を出す元気が全くないのでスルーさせていただいてます。すみません。

 

正直こっちを更新するのがやっとな感じで。

出ないとな...と、とりあえず出てきたはいいんですが、

いつものように適当に飄々と書けるようなテンションでなくてすみません。

 

わりと頑張って更新しに来たので、そこだけ認めてください。

 

 

 

今本当に、いっぱいいっぱいで。

 

私事ですが、色々と変化があり。

正直何をするにも辛いし、頭の中がいっぱいになっていて。

色んな感情が入り混じっていて。

 

なんとか耐えろ、乗り越えろ自分...。と日々自らを叱咤しつつも、

 

ここ数日は、仕事にすら集中できなくて。

 

これは...駄目だなと。

 

気持ちだけがどっかに置いてかれたまま日々過ごしてるので、

俺が分裂しそうで。

 

 

これは宜しくない、と。

 

もう結構、自分の中でギリギリな限界を迎えていたので。

 

 

 

唐突に、寺行ってきました。(今日)

 

というかもう昨日...? 

完全に突発的な行動です。

 

 

勿論普通に出勤日でしたので、仕事の途中で休み取りました。

 

一旦頭の中をリセットしないと、もうここから先に進めないなと思い、

 

これはもうあれだ...絶対に座禅しないと無理だ。

 

と、よく分からない発想に至り。

寺に駆け込もうと。

 

 

幸い、出張等が入っていない日だったので。

 

唐突に、スマホで県内の寺をネット検索し。

座禅修行体験をされているお寺に電話をし、

 

本日やっているかどうかのアポをとり、

確認をした上で、寺に行くことに。

 

 

管理職に休みを取らせていただくことを伝え、年休簿に記入し。

職場を抜ける際、部長に

「すみません急ですが、半休を取らせていただくことにしました。

金曜までの仕事は、明日絶対に早出と残業をして終わらせておきます。」

 

とお伝えしたのですが、

 

部長はポカーン...と。

 

...そりゃそうですよね。

流石に「今から寺行ってきます」とは言っていないものの、

俺自身、こんな唐突な奇行をするのは初めてなので。

 

 

ですが、部長は何かしら汲み取ってくれたようで。

 

「...そうか。気をつけて行ってこいよ。

 

そして戻ってこい。また、明日な。」

 

と、言ってくれました。

 

 

心なしか、

「戻ってこい。」

の言葉が強調されていたので。

 

部長のそういうところ、本当ずるいなと思いました。

 

 

友人はある程度は察しているので、出る寸前に

「どこ行くかだけ教えろ。」

と言われ。

 

「...○○寺。」

と答えると、

 

「分かった。運転気をつけろよ。」

とのみ。

 

 

 

俺の中で、本当はいずれ友人と一緒に座禅をするつもりでいたので。

 

(こんな予定ではなかったんだけどな...)

 

と思いつつも、

 

急遽、自分を立て直すために一人で行ってきました。

 

 

 

運転中も、無心でいようと思っていたのに、

やはりそんなことは出来なくて。

 

(俺もう重症だな...)

 

 

と思いつつ、逮捕されない程度に車を飛ばして

目的のお寺に向かいました。

 

 

 

お寺に着いた途端、

ほんの少しだけ、気持ちが落ち着きました。

 

...お寺の空気って、不思議と何か違いますよね。

 

ピリっとしつつも、どことなく落ち着いた安心感があって。

 

俺、あれ大好きなんです。

 

 

ちなみにそのお寺での座禅は、

本来であればある程度の大人数で座禅体験をしているそうですが、

 

今年はコロナの関係で人数調整をしていたのと、

そもそもド平日のよく分からない時間帯に行ったので。

 

なんと、運の良い(?)ことに。

 

 

体験者は俺だけでした。

 

 

(えっ 貸し切り...)

と若干驚きましたが、正直のところ、

 

こういうのは少人数でやりたいな...と思っていたので、

個人的には運が良かったなと、そう思います。

 

 

 大座敷の間で、本日指導をしてくださる僧侶さんを静かにお待ちしていたら、

いかにも人の良さそうな、人格者たる風貌のお坊さんが入ってこられて。

 

どういったランクの僧侶さんかは分からないのですが、

だいぶお年を召されていたので、ここでは住職さん(仮)とします。

 

その住職さんとまずご挨拶をし、座禅に関する説明を軽く受けた後、

 

早速座禅が始まったのですが。

 

 

これが驚くほどに、頭の中を無の状態にできない。

 

結構皆さん難しいっておっしゃいますもんね。

 

というかよくよく考えれば、普通の状態の人でさえ難しいのに、

今みたいな頭と心の中がぐちゃぐちゃな状態で来た俺ってどうなの...?

と、今更ながら思いました。

そりゃ尚更、難易度が高い...。

 

 

始める際に住職さんが、

「頭の中を真っ白に。心の中を静かに、穏やかに...」

とおっしゃったので、

 

俺もそれにならって頭の中を真っ白に...

 

いや出来るかい。

 

無理です。あんなん100無理。

 

気持ちを落ち着けようとか、

頭の中を真っ白にしようとか、

 

そういうことを考えてる時点で、まず思考が働いてる証拠ですしね。

 

 

(...これ難しいな...

 

俺の頭の中ってやっぱ雑念だらけだな...これ絶対に背中から叩かれるやつだな。)

 

と、いつ住職さんに叩かれるのかビクビクしながら座禅を組んでいたのですが、

 

 

結局のところ、

一度も叩かれることなく終わりました。

 

 

最近って...あまり体験者さんをバシバシ叩かないスタイルなんですかね...?

それとも俺が行ったお寺がたまたまそうだったんですかね...。

 

俺なんか普通だったら、きっと布団干しのようにバシバシ叩かれまくっててもおかしくないのに。

 

 

とりあえず、間違いなく俺の頭の中は雑念だらけで。

一分たりとも頭の中を真っ白には出来なかったので。

 

 

終わったあとは、

正直スッキリしたとかそういう感覚もなく、

 

(自分がいかに雑念だらけである人間)か、

 

それがよく分かっただけでした。

 

 

...何だろう。

俺は…こんなんで本当に前に進めんのかな。

 

 

とか思いながら、

終わったあとも何となくそのままぼー...っと、

座敷内から外の景色を眺めていたら、

 

一度出て行かれた先ほどの住職さんが、再び戻ってこられて。

 

なんと、俺の隣に静かに座られました。

 

 

予想外だったので、

「終わったんだから早く出て行ってください」とか怒られるのかなと

少々身構えたのですが、

 

 

住職さんは俺と同じように、外の景色を見ながら、

 

穏やかな声で、

 

 

「.......随分と、思い詰めていらっしゃるようで。」

 

と、一言。

 

 

広い座敷の空間に、

その穏やかな柔らかい声が静かに響き渡って、

 

結構、胸に来ました。

 

 

「......そう見えますか。」

とお返ししたところ、

 

 

「...生きるということは、辛いことですからね。

 

でもその辛さがあるからこそ、生きていることを実感できる。

辛さがあるからこそ、その後の幸せを感じることができる。

 

...そういうものですよ。」

 

...と。

 

 

はい無理。エモみが強すぎる。

 

初対面なのですが、その住職さんの柔らかい人柄に、

俺はついつい、余計なことをこぼしてしまい。

 

 

「......なんかもう、全部嫌だなって思いますね。

 

俺の身の回りにまとわりついているものや、家柄も立場も、何もかも全部。

そういうのも全部捨てて、

 

遠くに行きたいなとか、

 

...ふと思います。

現実を見るべきなのは分かっていても、

もう耐えれるか、分からなくて。

 

それか、本当にこのまま、...出家してしまおうかなとか。」

 

 

と、俺の出した「出家」というワードに、住職さんは微笑されて。

 

「おや、俗世を捨てられるのですか。」

と。

 

 

そこから本当にお寺のお話になり。

雑談も交えながら、お寺の手続きの話とか、色々と細かいことも教えてくださって。

 

だいぶお寺に関する詳しい情報を与えてくださり、

なるほど出家か......と思っていたところに、

 

最後に住職さんが、

 

 

「...ですが、貴方はきっと。

こちら側には来れないお方だ。」

 

と、薄く微笑まれておっしゃるので。

 

 

「..….何故ですか。」

 と疑問をそのままにお返ししたところ、

 

 

「...貴方は俗世を捨てたとして、

 

心に残したいものが多すぎる。

 

全てを捨ててこちら側に来たところで、

その捨てた全てが気になって、結局は戻ってしまう。

 

貴方はきっと、そういうお人だ。」

 

と。

 

 

...いや。

染みるんですが。 

 

そのまま風景を見ながら、無言で何も返せずにいたら、

 

住職さんはふわっと笑われて。

 

「......よい、よい。

貴方はまだお若い。

 

よく悩み、ふらふらと、進めばよろしい。

 

描いた道が人生ではなく、貴方が歩いた道こそが人生でありましょう。」

 

と言い残して、去っていかれました。

 

 

 

正直、

...とても刺さりました。

 

 

徳を積まれた方のお言葉は、

柔らかいのに何故か、一言一言が、本当に重くて。

 

 

俺はこの坐禅体験で、

悩み事が解決したわけではないですが、

 

来てよかったなと。ただ素直に、そう思えました。

 

そして、住職さんとお会いできて良かったなと。

 

人とのご縁は、やはり一期一会なので。

 

今までも、これからも。

俺が大切にしたいご縁全てに、精一杯感謝したいなと思いました。

 

 

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 とても、穏やかな空間で。

自分を見つめ直す良い時間になりました。

 

 

 

 

住職さんが部屋をあとにされてから、

5分程色々と一人で考えた後、

 

 

(そろそろ、...帰るか。)

と、思い。

 

 

 

ゆっくり、ぼんやりと歩きながら入口の門に向かっていくと、

 

一瞬目を疑いましたが、そこには何故か、

 

門に寄りかかって立っている見慣れた長身イケメンと、

こっちに向かって満面の笑みでブンブン手を振っている小柄な男性。

 

 

そう、まさかの友人と後輩の姿が。

 

 

俺本当に、こればっかりは全く予想していなくて。

 

(は......?何しに来た?てか何でいんの......?)

 

と驚いたと同時に、

何故か急に、その光景を見た瞬間に、

勝手に涙が出そうになって。

 

別に、(友人と後輩がわざわざ来てくれて嬉しい★)

とかそんな気持ちでは全くなく、

 

元々、最近涙腺が馬鹿になっていたのと、

ただでさえ先ほどの住職さんとの会話でも涙腺にギリギリのダメージが蓄積していたので。

 

極めつけに、こんな予想だにしない場所に、

見慣れた顔があったので。

 

自分でもよく分からないのですが、

恐らく、ふっ...と気が緩んでしまったのだと思います。

 

 

(わざわざ仕事に負担かかるスケジュールにして半休取りやがって、

こいつら馬鹿じゃねぇの...。)

 

と思うと同時に、

涙腺崩壊しそうなのバレたくなくて。

 

まぁ友人はいいとして、特に後輩。

後輩にはちょっと、流石に見られるの俺がキツいなって。

 

多らく若干涙目になっていたので、

見られる前に思わず誤魔化すように下を向いたら、

 

その瞬間に、友人と後輩の謎のやりとりが始まって。

 

友人「なぁ、適当に近くの自販機でコーヒー買ってきてくれるか?」

後輩「え、何ですか急に。面倒くさいですよ~帰り道でいいじゃないですか。」

友人「さっきからだいぶ喉渇いてて。はい、千円。釣りは全部やるから。」

後輩「え、そんなにいいんですか!なら行ってきます。」

 

 

と、即座に後輩をパシって近くの自販機に行かせた友人。

 

まじで俺、こいつのこういう所、

...悔しいけど好きです。

 

後輩が気づく前に、上手くやってくれたり。

やることなすこと、腹立つくらいにイケメンが過ぎるなって。

 

 

...というか千円で釣られる後輩もチョロすぎて心配になりますが。

 

 

 

後輩がいなくなった静かな空間で、

友人と二人になり。

 

 

自分「......笑えば。」

友人「別に...。まぁ何か美味いもん食って帰ろうぜ。」

自分「...え、外で食うの。」

友人「部長が、お前ら三人で蕎麦かラーメン食ってくればいいって。五千円くれた。」

 

 

...なんと、部長からのお許しが出たようなので、

 

半年以上振りの、外食(ラーメン)行きました。

 

 

…本当に、しみじみしました。

 

コロナで行動制限がかかってから、

ここまで長かったな、…と。

 

 

久々のラーメン解禁式は、

 

塩味にしました。

 

ラーメンであればどの味も好きですが、

何となく気分で。

 

 

塩、好きなんです。

 

 

 

 

...ということで。

部長がくれた五千円に感謝しつつ、

 

自分「塩ラーメン1つ。」

友人「豚骨ラーメン1つ。」

 

と、注文した次の瞬間、

 

後輩「醤油ラーメンの大盛りと、小ライス、焼き餃子、塩唐揚げ、ポテトフライください!」

 

俺&友人「「は?????」」

 

 

こいつどんだけ食うの、と。笑

 

 

後輩の周りだけ、よくいる「ファミレスで頼みすぎた子」

みたいになってて笑いました。

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別に好きな物を好きなだけ食えばいいですし、

予算超えたらこっちで普通に払ってやる予定でしたが、

 

そもそもこんな小柄で細身の子のどこにその量が入るの…?

胃袋ブラックホールか…?

 

と感心しました。

 

な、なるほど…

これが育ち盛り…(違)

 

 

モグモグと美味しそうに食べる姿は、

素直に和みました。

後輩の癒し効果はなかなか。

 

ということで、俺も。

あれだけ夢に見たラーメンを、

やっと食べれた瞬間でした。

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飯テロです。

半年以上振りに、お店のラーメンを食べれたので。

 

あまりの感動に、

 

(美味…。…尊い…)

 

と感激しながら静かに黙々と食べていたら、

 

友人「お前ずっと無言なの笑うんだけど。」

後輩「先輩良かったですねww」

 

と、笑われました。

 

だって半年振りのラーメンとか、普通に感動ものですしね。

 

言葉は必要ないかなと。

 

 

 

 

...まぁ、こんな感じで。

 

俺の座禅体験にまつわる、くだらないエピソードでした。

 

 

 

それでは最後に。

最近、...本当に肌寒くて。

 

そろそろ冬がやって来るんだなぁ、と。

気持ち的に、一人で勝手に冬を先取りしてます。

 

秋冬とかただでさえエモさMAXになるのに、俺このままの気分で冬を迎えたら

死にそうです。冬眠したほうが精神衛生上よさそう。

 

 

そして心機一転も兼ねて、もう冬用の「総裏」スーツにしました。

 

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まだ深夜2時過ぎですが、座禅で半休を取ったぶん、早出をするので。

今から出勤します。 玄関前で思い出したかのように撮る。

 

冬は厚手で夏ほど身体のラインも出ないような、「メルトン」生地をよく着ます。暖かいです。

カシミアやアンゴラ等も好きです。

 

もごもごと着込めないので、

なるべく着るものを少なめに、かつ生地を暖かく、を意識してます。

 

 

 

 

......ということで。

 

 

ブログを書けば少しは気が紛れるかと思いましたが、

 

やはり、そう簡単にはいかないようで。

気を張って頑張っていかないと、潰れそうになるので。

 

気を引き締めていきます。

 

 

 

ですが、ずっとこんな辛気臭い文章を書いていても申し訳ないので。

 

たとえ俺がどういう状態であろうが、

次回からはいつも通り。

 

適当でいい加減な、ゆるい更新でいこうと思います。

 

 

 

それでは最後に。

 

 

今回お寺で撮った、気持ちの洗われるような写メを貼って締めさせていただきます。

 

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俺はこの風景を見ながら、

ずっと色んな考え事をしていました。

 

たまには自分に素直になる時間も、大切だなと思います。

 

 

 

色々と整理をつけつつ、頑張らないといけないですが、

精神的な休養は必要だと思うので。

 

 

皆さんも、心の休養を大切にされてください。

 

 

それではこの辺で。

 

失礼いたします。